大阪都構想のミカタを視聴してみた
某テレビ局の3月7日「正義のミカタ」を見ての感想です
賛成派の高橋洋一氏と反対派の藤井聡氏の論争を見てみたかったんやけど
正味ゲストや司会の話の進め方が下手すぎてちょっと残念な内容でした。
ざっくりとして賛成派の言い分は
1、そもそも大阪市と大阪府が上手くいってない問題を解決するために必要
2、大阪市の規模が大き過ぎて、一人の市長では統治していくには無理があるので分割することで住民の意見を反映しやすくなる
3、身近なサービスを特別区に、広域行政を都に移して効率化することで税金が節約できる
対して反対派の言い分は
1、今は話し合いで上手くいってるんだから必要ない。そのために大阪戦略調整会議を作って大阪府・大阪市・堺市で相談すればいい
2、大阪市を5分割にするので導入コストが多すぎる(だいたい600億から680億くらい)
3、旧大阪市から徴収した税金2200億円が大阪府によって旧市外に流失する
まあこんなとこですね
はっきりいって都構想に自分は賛成です
なので賛成派にはもう少し何も知らない人にはもう少し頑張って貰いたかったし
反対派にはもう少し反対理由を詰めて欲しかった
例えば大阪市の規模が大きすぎて市長一人では無理のあることの例を出すと
大阪市内には管轄している学校が多すぎて教育委員会が機能しにくい(幼稚園・小学校・中学校・高校・大学まである)事が挙げられます
大阪府は高校・大学のみで大阪市よりも管轄している学校の数は少ないです
普通は幼少中は市町村、高大は都道府県と住み分けられているのですが政令指定都市の大阪市では全部設置できるんですね
単なる二重行政をなくす!という主張だけではなく、こういった権限の被りあいを指摘するなどすればもっとわかりやすくなると思います
こうなると政令指定都市の制度そのものが問題なんでは?と思ってしまいますし
同じように政令指定都市である横浜市・名古屋市などの規模の似ている都市には問題はないのか?とか
東京都の制度は本当に上手くいっているのか?またその都制はどのような経緯で出来たのか?とか疑問は尽きないですね
反対派に至っては全部反論されてることやしいまさら言うつもりはありません
詳しくは
『知ってほしい7つの事実』への反論|大阪府議会議員 永藤英機ブログ『維新伝心』
へどうぞ
こんなままで住民投票まで行けるのか心配です